
私のもとにご依頼をいただく際、比較的よく耳にする言葉があります。
それは——「女性社労士を探していました」です。
今の時代は、「女性だから」「男性だから」と性別で分けず、誰もが対等に活躍できる社会が理想とされています。
そのため、「女性社労士」という言葉に違和感を覚える方もいるかもしれません。
しかしながら、実際には「女性であること」を理由にご依頼くださる方が一定数いらっしゃいます。
しかもそれは、男性経営者・女性経営者のどちらからもいただくお声です。
たとえば——
男性経営者の方からは、

「優しく教えてくれそう」
「きめ細やかで、丁寧に対応してもらえそう」
女性経営者の方からは、

「男性が少し苦手で…」
「同性の方が相談しやすい」
といったお言葉をいただきます。
先日、男性の同業者に
「性別を理由に仕事の依頼が来たことある?」と聞いてみたところ、
「一度もない」との答えでした。
その方は冗談まじりに「ずるい」と言っていました(笑)
(実際には「男性を希望する方」は敢えて言葉にしないだけなのかもしれませんが。)
当事務所は、スタッフも全員女性です。
「親切・丁寧な対応」を常に心がけ、日々の業務にあたっています。
スタッフの対応を見ていても、私自身「優しい雰囲気でいいな」と感じることが多々あります。
もちろん、社労士の仕事は「優しさ」だけでは成り立ちません。
法令に基づいた正確な知識と、時には毅然とした判断も求められます。
それでも——
「話しやすさ」や「安心感」こそが、相談者の本音を引き出す土台となり、
結果としてより良いサポートにつながるのではないかと感じています。






